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ローコスト住宅メーカーの満足度ランキング 10選!一般的な住宅の費用の差と筆者のリアルな金額を紹介

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「ランキングを見れば、比較検討しやすい」

まずは、結論してこの事をお伝えしておきます。

とはいえ、

  • ローコスト住宅って危険とか言われるけどホント?
  • ローコスト住宅のオススメなメーカーは?
  • ローコスト住宅と一般的な住宅の費用の差は?
  • ローコスト住宅の実際にかかった金額を知りた

という疑問をお持ちではありませんか?

そこでこの記事では、実際にタマホームで建てた筆者の観点から悩みを解決します。

具体的には

  • ローコスト住宅メーカーの満足度ランキング
  • ローコスト住宅のメリット・デメリット
  • ローコスト住宅と一般的な住宅の費用の差
  • 筆者の実際にかかった金額を公開

の順番にご紹介していきます。

\ 間取り、資金計画で悩んでいる方必見!/

目次

1.ローコスト住宅メーカーの満足度ランキング

住宅を建てるときに気になるのが、費用ですよね。

安くても品質が良くて、アフターサービスもしっかりしている住宅メーカーを選びたいと思うのは当然です。

しかし、どの住宅メーカーが本当におすすめなのか、わかりにくいことも多いです。

そこで、今回はローコスト住宅メーカーの満足度ランキングを紹介します。

このランキングは、ネット上の口コミや評判、業界の専門家の意見などをもとに作成しました。

1位: クレバリーホーム

クレバリーホームの引用画像引用:【公式】クレバリーホーム (cleverlyhome) 自由設計の住宅メーカー

坪単価50万~100万円
構造プレミアム・ハイブリッド工法
建物タイプ平屋
2階建て
3階建て
保証期間初期保証10年
会社設立2016年11月1日
売上高
年間着工棟数

クレバリーホームタイル貼りの家は、美しさ優れた耐久性を兼ね備えた理想的な住宅です。

独自のプレミアム・ハイブリッド構法を採用し、地震や台風に強い家を実現。

通し柱とモノコック構造で、建物にかかる力を均等に分散させ、優れた耐震性を発揮。

また、外壁に使用される磁器質タイルは、耐候性、耐汚性、耐傷性に優れ、強い日差しや長雨にも耐えます。

親水機能により汚れがつきにくく、健康にも配慮した自然素材の外壁材です。

メンテナンスも簡単で、長期的に美しさを保つことができます。

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2位:アキュラホーム

アキュラホームの引用画像引用:アキュラホーム|注文住宅、分譲戸建・土地、リフォーム、資産活用 (aqura.co.jp)

坪単価50万円~80万円
構造木造軸組工法
建物タイプ平屋
2階建て
3階建て
テラスハウス
マンション
保証期間初期保証10年
会社設立1986年
売上高595億円
年間着工棟数2,094棟

アキュラホームが地震に強い理由は、耐震性を高める3つのポイントにあります。

①接合部 木造軸組工法の弱点である結合部を強固にする 「メタルウッド工法」
②床 家のねじれを抑え、耐震性を高める「トリプルストロング床」 
③壁 業界最強の壁! 独自開発 「8㌧壁」【特許出願中】

木造軸組工法の弱点である接合部を強化するために、メタルウッド工法を採用。

これにより、柱や梁の結合部が壊れることなく、強固な構造を実現します。

家のねじれを抑えるために、トリプルストロング床という3層構造を採用。

この構造により、床がたわんだり割れたりするのを防ぎます。

8㌧壁という業界最強の壁を独自開発。

特許出願中のこの技術は、8㌧の重さをかけても壊れない強度を誇り、壁が崩れたり倒れたりするのを防ぎます。

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3位:ユニバーサルホーム

ユニバーサルホームの引用画像引用:【公式】注文住宅、一戸建てならユニバーサルホーム (universalhome.co.jp)

坪単価50.4万円~92万円
構造ハイパーフレーム工法
建物タイプ平屋
2階建て
3階建て
保証期間初期保証10年
会社設立1995年
売上高103億8,475万円(2022年3月期)
年間着工棟数

床がスゴい理由はたくさんありますが、ざっくり言うとこんな感じです。

  • 振動や浸水に強い
  • シロアリに負けない
  • 1階全面が床暖房
  • 空気環境が良い
  • 無垢材が使える
  • 省エネで経済的

ユニバーサルホームは、家族や家計を守りながら、環境にも配慮した住まいを提供しています。

特に、自然エネルギーの地熱を活用した住宅は、夏は涼しく、冬は暖かい快適な環境を実現。

さらに、無垢材を使用すれば、好みの素材を選べ、アレルギーの方にも優しい住まいが作れます。

ALC外壁材は、断熱性、耐火性、遮音性、調湿性に優れた自然素材の建材で、地震や台風などの自然災害から家を守ります。

薄くて軽量ながら高性能を誇り、快適な室内環境を提供します。

動画引用:高性能外壁材ALC – YouTube

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4位: アイフルホーム

アイフルホームの引用画像引用:注文住宅のFCハウスメーカー【アイフルホーム】 (eyefulhome.jp)

坪単価25万円~65万円
構造剛床工法
建物タイプ平屋
2階建て
3階建て
保証期間初期保証10年
会社設立1984年
売上高267億円
年間着工棟数3,287棟

アイフルホームは、フランチャイズ経営を行う先駆けの住宅メーカーで、子ども基準の「キッズセーフティの家」を特徴としています。

この住宅は、子どもが安全に暮らせるよう、家の中の危険を減らし、ケガを防ぐ工夫がされています。

例えば、コンセントやコードのカバー、階段や窓の手すりやロック設置、家具やカーテンの耐震性・耐火性強化などです。

また、最長30年の保証期間を設けていて、10年間の瑕疵保証が一般的な他の住宅メーカーよりも長期間で安心感があります。

坪単価40万円〜55万円という価格帯で、業界初のFCシステムを活用し、ハウスメーカーと工務店の良さを組み合わせた高品質かつ低価格の住宅を提供しています。

アイフルホームは、「キッズデザイン賞」を10年連続で受賞していて、家族みんなの生活が豊かになる家づくりを進めています。

動画引用:アイフルホームの特長(2022年版) – YouTube

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5位:タマホーム

タマホームの引用画像

引用:家を建てるならタマホーム株式会社 (tamahome.jp)

単価30万円~80万円
構造木造軸組在来工法
建物タイプ平屋
2階建
二世帯住宅
保証期間初期保証10年
会社設立1998年6月3日
売上高2,560億円
年間着工棟数12,324棟
◆タマホームの商品ラインナップ◆
・大安心の家
・大安心の家PREMIUM
・木麗な家
・木望の家
・GALLERIART
・グリーンエコの家
・和美彩

タマホームは、高品質・適正価格を提供するローコスト住宅メーカーで、全国に営業拠点・展示場を展開しています。コストダウンのため、中間業者を介さない直接施工管理を行い、業務効率化を実現。独自の流通システムで木材を安定調達し、森林資源の活用にも取り組んでいます。

住宅設備は、専門メーカーから直接購入することで、高品質な製品を低価格で提供。

さらに、工場や在庫を持たず、商品開発にコストをかけないことで、効率的なコスト削減を実現しています。

タマホームの坪単価は30万円〜80万円程度で、平均的な家を建てるには約2,500万円の費用がかかります。

知名度を活かしたCM戦略と優れたコストパフォーマンスにより、売上は右肩上がりで受注棟数を伸ばし続けています。

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6位:秀光ビルド

秀光ビルドの引用画像引用:適正価格の住宅なら秀光ビルド (shukobuild.com)

坪単価30万円~65万円
構造フレームイン構造
6面体構造
建物タイプ平屋
2階建て
3階建て
保証期間初期保証10年
会社設立1991年10月8日
売上高393億円
年間着工棟数330棟

秀光ビルドは、「コミコミ価格品質」という理念のもと、住宅業界の常識を変え、価格にこだわった住宅を提供しています。

コミコミ価格品質とは、家を建てるために必要なすべてのサービスが標準装備されているというもので、見積もりや追加費用に悩むことなく、安心して購入できる価格で提供されています。

さらに、秀光ビルドの住宅は耐震性や断熱性に優れた構造で、快適な暮らしを実現。

デザインや間取りも自由に選べるため、顧客の理想の家を形にできます。

秀光ビルドのSKダンパーという制震システムは、耐震等級3の住まいを実現し、強い揺れにも耐えることができます。さらに、長期保証で万が一の際にもサポートが受けられるため、安心して家を建てられます。

動画引用:【解説】秀光ビルドの地震対策について|SKダンパー|業界初W保証 #秀光ビルド #地震対策 – YouTube

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7位:アイダ設計

アイダ設計の引用画像引用:【公式】新築一戸建てならアイダ設計(ハウスメーカー) (aidagroup.co.jp)

坪単価36万円~65万円
構造木造軸組み工法
建物タイプ平屋
2階建て
3階建て
二世帯住宅
保証期間初期保証10年
会社設立1981年1月6日
売上高563億円
年間着工棟数2,000棟
◆アイダ設計の商品ラインナップ◆
・断熱と耐震の家 BRAVO
・ブラーボゼネクト
・ブラーボコンフォート
・ブラーボ・スタンダード2

アイダ設計は、以下の3つの方法でコスト削減に努めています。

  • 一括仕入れでコスト削減
  • 各専門部署による管理体制
  • シンプルなプランニング

アイダ設計は、自社一貫体制によるコストパフォーマンスの高さが特徴のハウスメーカーです。

創業から40年の実績を持ち、土地探しからアフターメンテナンスまで一手に対応。

特に、狭小地での設計を得意としており、無駄のない間取りを提供します。

坪単価は約35~65万円で、低価格でありながら高品質な注文住宅を実現。

価格は「正直価格」で、明確な見積もりを提示し、信頼できる家づくりをサポート。

熟練の職人と厳格な現場管理、自社プレカット工場で品質を確保し、最新設備を一括仕入れしてコスト削減を実現しています。

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8位:レオハウス

レオハウスの引用画像引用:【レオハウス】注文住宅・自由設計の家づくり|ハウスメーカー(旧ヤマダレオハウス) (leohouse.jp)

坪単価40万円~80万円
構造剛床工法
建物タイプ平屋
2階建て
保証期間初期保証10年
会社設立2006年
売上高344億円
年間着工棟数

ヤマダホームズ(レオハウス)は、70年の歴史を誇り、小堀住研と提携した企業建築家集団によるデザイン力に定評があります。

注文住宅17万棟の実績を活かし、家事動線や収納計画、インテリアコーディネートなど、理想の住まいを一から提供します。

主なサービスには、家づくりをサポートするタブレット「Y-let」や、プロのコーディネーターによるインテリアスタイルBOOKがあります。

さらに、最長60年の住まいサポートシステムを提供し、構造躯体や雨水浸入防止について10年保証の後も定期点検と有償メンテナンスで延長保証が可能。住宅設備も10年間のサポートを実施し、修理交換経費が無料となる点が特徴です。

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9位:ヤマト住建

*Image Yamato Juken

画像引用:注文住宅のヤマト住建|世界基準の家づくり (yamatojk.co.jp)

坪単価42.9万円~77万円
構造木造軸組工法
建物タイプ平屋
2階建て
二世帯住宅
店舗併設
保証期間初期保証10年
会社設立1990年1月
売上高226億円
年間着工棟数1,000棟

日本の住宅は「冬寒くて夏暑い」が標準仕様と言われ、健康性や快適性が低いとされています。

特に、日本の住宅はヨーロッパやアジア諸国と比べると、その性能に差があり、暖冷房の使用に高額な費用がかかるのが現実です。

しかし、ヤマト住建の住宅は、世界基準の高断熱高気密住宅として、エネルギー効率や燃費設計に優れています。

高性能な窓熱ロスの少ない換気システムを採用し、自然の力を最大限に活用することで、快適な室内環境を提供します。

さらに、ジャパンホームシールド株式会社が提供する地盤サポートシステムにより、正確な土質データを取得し、不同沈下のリスクを回避するための安心の地盤調査が行われています。

引き渡し後も定期的な点検やアフターサービスが行われ、長期保証や保険制度により、万が一のトラブルにも対応します。

住宅瑕疵担保責任保険(長期20年保証)や、住宅品質確保法に基づく10年保証で安心して暮らせる住宅を提供しています。

10位:アエラホーム

*Image reference Aela Home引用:平屋住宅 | 平屋・注文住宅のアエラホーム (aerahome.com)

坪単価35万~140万円
構造耐震ジョイント金物工法
建物タイプ平屋
2階建
二世帯住宅
保証期間初期保証20年
会社設立1984年12月
売上高113億円(2022年5月期)
年間着工棟数

アエラホームの平屋は、高断熱・高気密・高遮熱の高性能住宅で、快適で省エネな暮らしを実現できるという特徴があります。

アエラホームの平屋には、以下のようなメリットがあります。

  • 開放感と快適性が魅力
  • 収納や秘密基地としても使える
  • 自由設計で理想の住まいを実現
  • 健康リスクを軽減
  • 省エネルギーで長寿命

アエラホームの大空間リビングは、平屋ならではの開放感と快適性を提供し、冬場も寒くなりすぎることなく、エアコンの効きが良いため、家計にも優しいです。

また、小屋裏スペースは、外張屋根W断熱+W遮熱技術を採用し、快適な温度を保ちながら、収納や秘密基地として利用できます。

自由設計により、ライフスタイルやこだわりに合わせた間取りやデザインを実現でき、家事ラク子育てしやすさバリアフリー、さらには太陽光発電など、さまざまなニーズに対応。

さらに、ヒートショックリスクの回避全熱交換型換気システムによる温湿度調整で、ウイルスの増殖を抑制し、健康リスクを軽減できます。

効率的な冷暖房を実現し、光熱費を削減しながら、定期メンテナンスで住宅の基本性能を高水準に保つため、長寿命で、建替費用や税金の抑制も可能です。

>>【徹底解説】おすすめローコスト住宅ランキング10選!費用を抑えるポイントも紹介

2.ローコスト住宅のメリット

ローコスト住宅には、手頃な価格でマイホームを持つことができるという大きなメリットがあります。

ローコスト住宅のメリットは、以下の通りです。

  • 初期費用が安い
  • 自由度が高い
  • 環境に優しい

ここでは、これらのローコスト住宅のメリットについて詳しく紹介していきます。

2-①.初期費用が安い

ローコスト住宅の最も大きな魅力は、初期費用を抑えることができる点です。

標準的な注文住宅と比較して、数百万円のコスト削減が可能です。

コストを抑えるために、規格化された設計や材料を使用し、効率的に施工を進めることができます。

そのため、住宅ローンの負担が軽くなり、余裕を持って生活をスタートが可能。

また、短期間で建設が完了するため、早く新居に移り住むことができる点も大きな利点です。

ただし、標準仕様では選択肢が限られているため、追加のオプションを加える際には注意が必要。

オプションの追加が過度になると、最終的にコストが増えてしまう可能性があるため、計画的に進めることが大切です。

2-②.自由度が高い

ローコスト住宅は、一般的に規格化された設計が多いですが、意外にも自由度が高い点も魅力です。

メーカーによっては、間取りや内装に対して柔軟に対応しており、ある程度の変更やカスタマイズが可能。

例えば、部屋の配置や間取りを変更したり、床材や壁紙を自分好みに選んだりすることができます。

さらに、オプションとして、キッチンやバスルームなどの設備のグレードアップも選べる場合があります。

自由度が高いことで、理想の住まいを作りやすく、生活の質の向上が可能。

ただし、オプションを追加しすぎると、最終的なコストが上昇することがあるため、予算をしっかり確認しておくことが重要です。

2-③.環境に優しい

ローコスト住宅は、環境への配慮が進んでいる点もメリットです。

近年、住宅メーカーは環境負荷を抑えるため、エコな設計を採用。

省エネ性能が高い断熱材や高効率の設備を標準で使用していて、光熱費の節約にもつながります。

また、無駄な資源を使わず、規格化された部材を使用することで、建設時の廃棄物やエネルギー消費を減らすことができます。

このような環境に優しい設計が、持続可能な住まいの実現に貢献しています。

エコな住まいは、長期的に見て経済的にもメリットがあり、日々の生活においても快適さを提供してくれます。

環境への配慮とコストパフォーマンスの良さが、ローコスト住宅の魅力です。

3.ローコスト住宅のデメリット

ローコスト住宅は、低価格でマイホームを手に入れられる魅力がありますが、コストを抑えるためにデメリットも存在します。

ローコスト住宅のデメリットは以下の通りです。

  • 品質や耐久性に不安がある
  • デザインや間取りに個性がない
  • メンテナンスやリフォームにコストがかかる

ここでは、これからのローコスト住宅の主なデメリットについて詳しく紹介します。

3-①.品質や耐久性に不安がある

ローコスト住宅では、建築費用を抑えるために低コストの建材が使用されることが多く、耐久性や性能に不安がある点がデメリット。

例えば、断熱材の厚みが薄かったり、耐久性の低いフローリング材を使用していたりすることで、冬は寒く、夏は暑い住まいになりがちです。

また、施工の工程が簡略化されることで、仕上がりの精度が低くなることもあります。

さらに、耐震性や防音性が十分でない場合、長期間安心して住み続けるためには追加工事が必要になる可能性もあります。

ローコスト住宅を選ぶ際には、使用される建材や施工品質を事前に確認し、必要ならばオプションでグレードを上げることも検討すべきです。

3-②.デザインや間取りに個性がない

ローコスト住宅では、設計の自由度が低いことが多く、間取りやデザインの選択肢が限られています。

コストを抑えるため、規格化されたプランから選ぶ方式が一般的で、外観や内装のデザインが似たものになりやすいです。

そのため、「自分らしい住まいを実現したい」と考えている人には物足りなさを感じる可能性があります。

また、間取りの制約により、家族構成やライフスタイルの変化に対応しにくいこともデメリットのひとつです。

将来的に間取り変更をしたくても、構造上の問題でリフォームしづらいケースもあります。

ローコスト住宅を選ぶ際には、自分の希望がどこまで反映できるかを確認することが重要。

3-③.メンテナンスやリフォームにコストがかかる

ローコスト住宅は、初期費用が安い代わりに、長期的なメンテナンス費用がかかることがデメリットです。

使用される建材が低コストのものだと、耐久性が低く、劣化が早まる可能性があります。

例えば、外壁や屋根の塗装が通常よりも早く劣化し、10〜15年ごとにメンテナンスが必要になるケースも少なくありません。

また、設備機器も安価なものが使われていることが多いため、故障や交換の頻度が高くなることも。

さらに、将来的に間取りを変更しようとしても、構造の関係で大規模な工事が必要になる場合があるため、リフォーム費用が高額になる可能性もあります。

こうした点を踏まえ、メンテナンス費用も考慮した資金計画を立てることが大切です。

4.ローコスト住宅と一般的な住宅の費用の差は約2,800万円!

家を建てる際、気になるのが建築費用です。

ローコスト住宅は、建築費用が1,000万〜2,000万円程度で、一般的な注文住宅と比較して非常に安価です。

一方、一般的な注文住宅の平均的な建築費は3,866万円となっていて、ローコスト住宅と一般的な住宅の費用の差は約2,800万円になります。

これは、一般的な注文住宅の約3分の1の費用で家を建てることができることを意味します。

ここでは、この価格差の理由について詳しく紹介します。

4-①.ローコスト住宅の費用は約1,300万円~2,000万円!

ローコスト住宅とは、一般的な注文住宅よりも安く建てられる住宅のことです。

ローコスト住宅の費用は、建物の本体工事費だけでなく、別途工事費や諸費用も含めて考える必要があります。

まず、ローコスト住宅の費用の相場は、以下の表のようになります。

項目費用
建物本体工事費1,000万円~1,500万円
別途工事費200万円~300万円
諸費用100万円~200万円
合計1,300万円~2,000万円

建物本体工事費は、住宅の間取りやデザイン、設備などを規格化して、工期や人件費を削減することで安く抑えられます。

別途工事費は、外構工事や地盤改良工事、水道や電気などのライフライン工事など、住宅の完成に必要な工事費です。

諸費用は、登記費用や住宅ローンの手数料、引っ越し費用など、住宅の購入に伴う費用です。

ローコスト住宅は、費用を抑えてマイホームを手に入れることができる魅力的な住宅です。

しかし、安さに惑わされずに、総費用や内訳をしっかり把握し、自分の希望や予算に合った住宅を選ぶことが大切です。

4-②.一般的な住宅の費用は約3,572万円!

一般的な住宅とは、注文住宅や建売住宅など、自分の希望に合わせて選べる住宅のことです。

一般的な住宅の費用は、土地代や建物代、諸費用などによって変わりますが、平均的には約3,500万円と言われています。

以下は、一般的な住宅の費用の内訳です。

項目費用
土地代1,445万円
建物代2,127万円
諸費用1,000万円
合計3,572万円

土地代は、住宅を建てるために必要な敷地の価格です。土地の広さや立地条件によって大きく変わります。建物代は、住宅の間取りやデザイン、設備などによって決まる建築費用です。諸費用は、住宅の購入や建築に伴う税金や手数料、引っ越し費用などです²。

一般的な住宅の費用の相場は、以下の表のようになります。

地域費用
全国3,572万円
首都圏4,343万円
近畿圏3,229万円
その他3,144万円

地域によって、土地代や建物代が異なるため、費用にも差が出ます。

首都圏は土地が高いため、全国平均よりも約800万円高くなっています。

一般的な住宅は、自分の希望や予算に合わせて選べる住宅です。

住宅の購入や建築には、さまざまな費用がかかりますので、事前にしっかりと把握しておくことが大切です。

5.筆者の実際にかかった金額を公開

Image of the author's cost breakdown list

ここまで紹介してきた費用の内訳は、一般的なものをまとめたものになります。

ここからは、実際に筆者の私がタマホームで建てた際に掛かった費用の内訳を紹介していこうと思います。

土地購入費用ですが、私の実家の土地が空いていたのでそこを分筆したため土地代はかかっていません。

しかし、分筆の際に登記や分筆費用など様々な費用がかかりました。

平均的な費用の内訳とは違う部分も多いので、これから紹介する費用の内訳の方がより現実に近いですよ。

項目金額(税込)
総工事費合計19,353,294円
土地購入費0円
ご紹介工事0円
その他費用・諸費用4,103,944円
合計23,457,238円
項目金額(税込)
自己資金4,457,238円
借入金額19,000,000円
合計23,457,238円

注文住宅の総額はすべて含めると、23,457,238円になりました。

初めに予算を立てたときからかなり値段がかかりました。

実家の土地を活用できたのでよかったですが、土地がなければさらに金額は上がっていました。

月々の返済を6万円台にしたかったので、オプションは最低限のものとエアコン、照明、カーテン工事や引っ越し業者の手配は自分で行い約50万円ほどになりました。

これらをタマホームでやると、倍の100万円以上になっていたのでコストを削減できてよかったです。

5-①. 建物本体工事費用の内訳(総額の63.6%)

項目延床面積(㎡)延床面積(坪)金額(税込)
本体工事108.4934.5614,928,304円
施行面積114.28  

建物の本体価格は約35坪で14,928,304円

最初は21坪の3LDKにしようとしていましたが、老後に1階にも1部屋あった方がいいんじゃないかと親から言われたのがきっかけで4LDKにしたため約1500万円ほどになりました。

価格を抑えるために間取りを少なくするのは必要なことですが、後々のことを考えて増築するより値段を抑えることができるのでいい選択だったかなと感じています。

5-②.オプション工事費用の内訳(総額の0.3%)

オプション工事金額(税込)
増設 2枚引違26511シャッター67,590円
天井点検口増設(240×240)7,710円
合計75,300円

オプションでかかった合計は75,300円になりました。

オプションをつけると値段が跳ね上がるのはわかっていたので、なるべくオプションをつけないように意識していました。

ですが、標準仕様だと雨戸のシャッターがついてない窓もあり危険だと思ったので追加で付けることにしました。

ほかにも、その他費用のほうで計上していますがコンセントも追加しています。

コンセントをオプションで追懐した理由は、後付けの方が値段が高いからなんです。

実際に住んでいない状況でコンセントの数を考えるのは大変でしたが、なるべく部屋に均等にコンセントがあるようにすることで、実際に住んでいる今はコンセントが少なかったという不満はありません。

5-③.付帯工事費の内訳(総額の約7.1%)

付帯工事金額(税込)
屋外電気配線工事1式
屋外給排水工事1式
屋外立水栓工事1カ所
雨水排水工事1式
仮設費用1式
下水道接続工事 宅内接続1式
合併浄化槽工事 耐圧有 5人槽1式
簡易水洗便槽工事1式
合計1,664,000円

付帯工事でかかった金額は1,664,000円になりました。

付帯工事の費用の詳細な内訳はわからないのですが、コストを下げるのは難しいところだと思います。

工事の内容も専門的な言葉が多くて、事前に注文住宅の本を読んでいた僕でも全く費用相場がわからなくて勉強不足でした。

事前にもっと勉強していれば、この部分もコストを抑えられたかもしれないという思いがあるので、皆さんには事前に注文住宅の基礎知識は身に着けておくのをオススメしたいです。

5-④.必要費用(総額の約3.9%)

必要費用金額(税込)
基本図面作成料1式
設計料1式
地盤調査1式
工事管理費1式
諸検査費用1式
住宅瑕疵保険料1式
長期優良住宅認定費用1式
合計926,300円

必要費用で掛かった費用は926,300円になりました。

この費用も付帯工事と同じで、コストダウンが難しい項目です。

内訳も専門的な内容が多くて、詳細な金額は把握できませんでした。

コストを削減するには、オプションや外構工事などを削るのが一番いいですよ。

5-⑤.諸費用(総額の約7.1%)

諸費用金額(税込)
建物登記費用(表示・保存・設定)235,550円
分筆および農地転用・地目変更費用689,300円
火災保険料130,440円
印紙税(住宅ローン契約書用)20,000円
融資手数料33,000円
ローン保証料(現金一括払い)356,537円
つなぎ融資利息・手数料183,000円
農協出資金10,000円
合計1,657,827円

諸費用で掛かった費用は1,657,827円になりました。

この諸費用の部分では、コストを下げられる部分がいくつかあります。

まずは火災保険料で、タマホームでは3パターンぐらいの保険がありましたがその中でも一番安い保険料にしました。

僕はタマホームからの紹介で火災保険の会社を決めましたが、自分で火災保険を見つけることでさらにコストを抑えることもできますよ。

他にも、融資手数料とローン保証料は各銀行によって違うのでどこの銀行からお金を借入するかがコストを下げるポイントになります。

僕の場合はタマホームからの提案もありましたが、自分で3つの銀行を実際に回って最終的にJAバンクで借入をしました。

自分で借入先を決めるのは大変でしたが、これから35年払い続けていくのでなるべく好条件の銀行を探すことができてよかったです。

5-⑥.その他費用(総額の約8.7%)

その他費用金額(税込)
水道加入金および接続工事費等91,300円
地鎮祭費用30,000円
上水道引き込み工事512,205円
電気配線工事165,000円
排水管変更工事309,100円
追加工事費用806,179円
アンテナ工事費用126,700円
合計2,040,484円

その他費用に掛かった金額は2,040,484円になりました。

項目には書いていないですが、地盤改良費用がかかっていないのが大きなコストダウンにつながりました。

地盤改良費用とは、地盤調査をして地盤に問題があれば補強する工事なのですが実家の土地の地盤が強かったため必要ありませんでした。

地盤改良費用を行うと約100万円はしたので、助かりました。

他にもアンテナ工事ですが、僕はタマホームでお願いしましたが家電量販店だと半額くらいでできることもあるのでコストをもっと抑えたい方は自分で手配するのもオススメです。

5-⑦.エアコン、照明、カーテン工事+引っ越し費用(総額の約2.1%)

工事・費用金額(税込)
エアコン工事222,200円
照明工事25,800円
カーテン工事157,633円
引っ越し費用87,000円
合計492,633円

こちらの掛かった金額は492,633円になりました。

タマホームで行うと、倍以上の金額になるので自分で手配してよかったなと思いました。

正直自分で家電量販店やカーテン屋さんに行って決めるのは大変でしたが、なるべく費用を抑えるならできるところは自分で行うのが良いですよ。

手間と時間はかかりますが、注文住宅以外にも将来必要なお金はたくさんあるので少しでも削っていきましょう。

>>【一覧表つき】注文住宅の費用は大きく分けて3つ!内訳や筆者の費用内訳も公開

6.ローコスト住宅に関する質問


ローコスト住宅は、一般的な注文住宅に比べて費用を抑えながらも、マイホームを手に入れられる魅力的な選択肢です。
しかし、「なぜ安く建てられるのか?」「品質は問題ないのか?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

ここでは、ローコスト住宅の価格の仕組みや耐久性、設備の自由度について詳しく紹介します。

6-①.ローコスト住宅はなぜ安い?

ローコスト住宅が安い理由は、建材の大量仕入れ、施工の効率化、設備や間取りの規格化にあります。

住宅メーカーはコストを抑えるために、同じ仕様の建材を大量に仕入れたり、標準化された間取りを採用したりしています。

これにより、設計や施工の手間が省かれ、コストダウンが可能になります。

また、オプションを最小限に抑えることで、価格が抑えられている点も特徴です。

例えば、注文住宅では自由に選べるキッチンや浴室のグレードが、ローコスト住宅では標準仕様に限定されていることが多いです。

さらに、人件費削減のために施工を外注せず、自社大工で行うケースもあり、これも価格の低さにつながっています。

ただし、コストを削減する代わりに自由度が低くなる点や、選べる設備に制限がある点には注意が必要です。

6-②.ローコスト住宅の耐久性や断熱性能は大丈夫?

「安い住宅はすぐに劣化するのでは?」と心配する方も多いですが、近年のローコスト住宅は一定の耐久性や断熱性能を確保しています。

ただし、使用する建材や施工方法によって品質に差が出るため、事前にしっかり確認することが重要です。

ローコスト住宅では、コスト削減のために構造材や断熱材のグレードを抑えていることがあるため、標準仕様の耐久性や断熱性能をよく比較しましょう。

例えば、壁の厚さや断熱材の種類が異なると、冬場の寒さや夏場の暑さに影響する可能性があります。

また、耐震性能についても、基本的には建築基準法をクリアしていますが、耐震等級を上げるには追加費用がかかることがあります。

長く安心して住むためには、耐震性の向上やメンテナンスのしやすさも考慮しましょう。

6-③.ローコスト住宅の設備や仕様はどこまで選べる?

ローコスト住宅では、基本的に「標準仕様」が決まっていて、選択肢が限られていることが多いです。

例えば、キッチンやバスルーム、床材などは、あらかじめメーカーが用意したプランの中から選ぶ形になります。

しかし、多くのローコスト住宅メーカーでは、追加費用を払えばグレードアップが可能です。

例えば、標準仕様のキッチンをハイグレードなシステムキッチンに変更したり、外壁の素材を耐久性の高いものに変えたりすることもできます。

ただし、オプションを増やしすぎると、結果的にコストが高くなるため注意が必要です。

7.ハウスメーカー選びに迷っている方へ

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