「相場価格を知ることで、自分の理想に合ったハウメーカーがわかる」
まずは、結論としてこの事をお伝えしておきます。
とはいえ、
- 注文住宅の相場はいくらなのか?
- どれくらいの予算でどの程度の家が建つのか?
という疑問をお持ちではありませんか?
そこでこの記事ではそんなハウスメーカーの決め方がわからないというお悩みを、筆者自身がタマホームで注文住宅を建てた観点から解決します。
具体的には
- 注文住宅の平均相場がわかる
- コスト削減のコツがわかる
の順番にご紹介していきます。
ハウスメーカーの決め方がわからないという悩みが劇的に改善される可能性が高いので、ぜひ参考にしてみてください!
\ 間取り、資金計画で悩んでいる方必見!/
1.注文住宅の平均価格はどのくらい?

まず注文住宅を買う際に、相場を知っておくのは大事です。
相場を知れば、自分達の予算と比較できますし、どのくらいの家を建てるかが見えてきます。
ただし、平均価格だけを見て家を建てるのは危険ですよ!
平均価格だけを見て建てると、おもいのほか高額な住宅になってしまうので、必ず『自分達の予算』をしっかりと把握しておくのが大切です。
1-①.全国の平均坪単価は50万1854円!
土地代データによると、2022年[令和4年]では、坪単価の全国平均は50万1854円/坪になっています。
平均坪単価は都道府県によって大きく差があって、首都圏など人口の多い地域が高くなる傾向があります。
引用:土地価格相場が分かる土地代データ|公示地価・基準地価マップ (tochidai.info)
全国でもっとも高いのは東京都で、平均坪単価は343万7850円/坪です。
逆に、平均坪単価がもっとも低いのは秋田県で5万3428円/坪になっています。
1-②.広さの全国平均は約37坪!
2021年に住宅金融公庫が住宅ローン「フラット35」申込者に対して行った調査によると、注文住宅の住宅面積の全国平均は123.8㎡。
坪数でいうと約37坪になっています。
引用:フラット35利用者調査:住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫) (jhf.go.jp)
調査結果からみると、注文住宅は30坪~40坪程度の広さの家が多いといえます。
約30~40坪の広さの家だと、2階建て4LDK~という間取りが一般的です。
2.坪単価の基本



注文住宅を購入する際に必ず出てくる言葉として、『坪単価』という言葉があります。
この坪単価という言葉をしっかりと理解しておかないと、自分達の理想の家を建てる時に困ることがあります。
ここでは、坪単価から建築会社の坪単価の相場を紹介していきます。
2-①.坪単価とは?
坪単価とは一坪(約3.3m2)あたりの建築費をいいます。
計算式は「本体工事費÷延べ床面積」で算出されます。
仮に本体価格が3,000万円で延べ床面積が40坪だったとすると、坪単価は3,000÷40=75万円ということになります。
坪単価を見ることで、住宅の建築費用が高いか安いかをある程度判断することができますよ。
2-②.建築会社別の坪単価の相場
家を建てる建築会社によっても坪単価が変わってきます。
大手ハウスメーカーと工務店の坪単価についてざっくりと知っておきましょう。
大手ハウスメーカーでも、ローコスト住宅メーカーと、高価格帯のメーカーが存在します。
各大手ハウスメーカーや工務店からローコスト価格帯での商品が展開されており、そのコスト削減の方法も様々です。
例えば建材、設計デザインをシンプルにし、施工費を抑える方法などがあります。
また、ローコスト住宅は予め決められた中から間取りや設備などを選ぶセミオーダーの場合が多く、オプションをつけると逆に高くなってしまうこともあるため要注意です。
2-②-1.ハウスメーカーの坪単価は30万円~50万円!
大手ハウスメーカーでも、ローコスト住宅メーカーと、高価格帯のメーカーが存在します。
有名どころのローコスト住宅メーカーは、『アイダ設計、アイフルホーム、タマホーム』などがあります。
坪単価でいうと、『30万円~50万円』が相場になっています。
各大手ハウスメーカーや工務店からローコスト価格帯での商品が展開していて、設計デザインをシンプルにして施工費を抑えています。
高価格帯のハウスメーカーは坪単価『70万円以上』になります。
主に『積水ハウス、住友林業、ヘーベルハウス』などは坪単価90万円以上にもなります。
キッチンや浴室、トイレといった標準設備のグレードも高いのが特徴です。
2-②-2.工務店の坪単価は50万円!
工務店の場合は、坪単価『50万円』からの価格帯が多いです。
一般的に、大手ハウスメーカーの『7割程度』の金額で同じ設備の住宅が建てられるのがメリット。
工務店は地域密着の小規模な会社が多くて、請負エリアが決まっているので、遠くの現場は建築できないことがあります。
コストをなるべく抑えたい人にはオススメです。
>>注文住宅の坪単価の平均は100万円!ハウスメーカーと工務店の坪単価も紹介
3.注文住宅に必要な費用の内訳



坪単価について理解したところで、次は注文住宅に必要な費用の全体像を知っておきましょう。
全体像を知っておくことで、自分達がどれだけ予算を組むかを検討することができます。
大きく分けて3つの費用が必要になってくるので、各費用ごとに紹介していきます。
3-①.土地の購入費用
土地を買うときには、どのような費用がかかるのでしょうか?
一般的には、以下のような項目があります。
- 1.土地代金
- 2.仲介手数料
- 3.登記費用
- 4.固定資産税
- 5.土地改良費用
1.土地代金
土地の価格です。場所や広さ、形状、用途などによって異なります。
2.仲介手数料
不動産会社に支払う手数料です。土地代金の3%+6万円と消費税が目安です。
3.登記費用
土地の所有権を移転するために必要な手続きの費用です。
登記所への申請や公証人への報酬などが含まれます。土地代金の0.4%程度が目安です。
4.固定資産税
土地を所有することによって発生する税金です。
毎年1月1日時点での土地の評価額に基づいて算出されます。
税率は市町村によって異なりますが、一般的には1.4%程度です。
5.土地改良費用
土地を建築に適した状態にするために必要な工事の費用です。
造成や盛り土、排水などが含まれます。
工事の規模や内容によって異なりますが、数百万円から数千万円かかる場合もあります。
以上が、土地の購入費用の主な項目です。
これらを合計すると、土地代金以外にもかなりの金額が必要になることがわかりますね。
土地を買うときは、予算や資金計画をしっかり立てておくことが大切です。
また、各種の補助金や減税制度なども利用できる場合があるので、事前に調べておくこともおすすめします。
3-②.建築費用
一般的には、『本体工事費』『付帯工事費』『別途工事費』の3つの項目があります。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
まず、『本体工事費』とは、注文住宅の基本的な構造や設備を完成させるために必要な工事費です。
例えば、基礎工事や柱や梁などの木工事、屋根や外壁などの外装工事、内装工事や水道や電気などの設備工事などが含まれます。
本体工事費は、注文住宅の建築費用全体の『約7割』を占めると言われています。
次に、『付帯工事費』とは、本体工事費には含まれないが、注文住宅を快適に暮らすために必要な工事費です。
例えば、外構工事やエアコンやカーテンなどのオプション設備、太陽光発電やオール電化などのエコ設備などが含まれます。
付帯工事費は、注文住宅の建築費用全体の『約2割』を占めると言われています。
最後に、『別途工事費』とは、注文住宅を建てる前後に発生する工事費です。
例えば、土地の造成や測量、解体や移転などの前工事、引き渡し後のアフターサービスや保証などの後工事などが含まれます。
別途工事費は、注文住宅の建築費用全体の『約1割』を占めると言われています。
以上が、注文住宅の建築費用に関する3つの項目です。
これらを合計すると、注文住宅の建築費用全体が算出できます。
ただし、これらはあくまで目安であり、注文住宅のプランや仕様によって変動することがあります。
また、地域や時期によっても価格差が出ることがあります。
そのため、注文住宅を建てる際には、しっかりと見積もりを取って比較することが大切です。
3-③.諸手続き費用
一戸建てを取得する時に、その土地や建物の所有者をはっきりさせるために『登記』を行う必要があります。
この不動産登記手続きの際に、次の費用がかかります。もともと土地を所有している場合は、建物のみの費用になります。
- ・登録免許税
- ・司法書士報酬
- ・その他実費(交通費や登記事項証明書取得費用など)
登録免許税は、土地や建物の価格に応じて決まります。土地の場合は、価格の2%が税額になります。
建物の場合は、価格の0.4%が税額になります。
ただし、新築住宅を購入する場合は、登録免許税が半額になる特例があります。
司法書士報酬は、土地や建物の価格や手続きの内容によって異なります。
一般的には、10万円から20万円程度が相場です。しかし、司法書士によって料金体系が異なる場合もあるので、事前に見積もりを取って比較することが大切です。
その他実費は、交通費や登記事項証明書取得費用など、司法書士が手続きを行う際に必要となる経費です。
これらの費用は、司法書士報酬に含まれている場合もあれば、別途請求される場合もあります。
こちらも見積もりを取って確認しておきましょう。
以上のように、不動産登記手続きには様々な費用がかかります。
これらの費用は、注文住宅を建てる際には避けられないものです。
しかし、予算をしっかりと立てておけば、無駄な出費を抑えることができます。
また、不動産登記手続きは非常に重要なものです。
自分で行うことも可能ですが、専門的な知識や経験が必要です。
間違った手続きをすると、後々トラブルになる可能性もあります。そうならないためにも、信頼できる司法書士に依頼することをおすすめします。
>>【一覧表つき】注文住宅の費用は大きく分けて3つ!内訳や筆者の費用内訳も公開
4.予算別の注文住宅の特徴



理想の家を建てるときに、予算との兼ね合いでどれを省いたりするのか迷いますよね?
そんな時は、おおよその予算を元にどの程度の家の間取りやデザインになるかをイメージしておくといいですよ!
ここでは、予算別の家の間取りやデザインについて紹介していきます。
4-①.【1000万円台】ローコスト住宅がメインなシンプルな間取り
![*Image quote ① [10 million yen range] Simple floor plan 1 mainly for low-cost housing](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/uzumaki1121/20240109/20240109092147.png)
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![*Image quote ① [10 million yen range] Simple floor plan 2 mainly for low-cost housing](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/uzumaki1121/20240109/20240109092225.png)
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![*Image quote ① [10 million yen range] Simple floor plan 3 mainly for low-cost housing](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/uzumaki1121/20240109/20240109092246.png)
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![*Image quote ① [10 million yen range] Simple floor plan 3 mainly for low-cost housing](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/uzumaki1121/20240109/20240109092246.png)
画像引用:1,000万円台の注文住宅の間取り実例|おしゃれな平屋・2階建てを紹介 (cleverlyhome.com)
1000万円台の家を建てるときによく出てくる言葉は『ローコスト住宅』というものがあります。
ローコスト住宅とは、比較的安い価格で建てられる家のことで坪数は『35坪程度』で1,000万円台、坪単価は『20万円台~40万円台前半』くらいの住宅のことをいいます。
部材や設備の大量一括購入を行って、設計・施工のシステムを合理化することでコストを抑えています。
また、プランやデザインを限定した『規格型住宅』にすることで、家づくりのさまざまな工程でコストダウンをおこなって、比較的安い価格を実現しているのが特徴です。
4-②.【2000万円台】一般的な間取り・デザインが可能
![*Image quote ② [20 million yen range] General floor plans and designs are possible1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/uzumaki1121/20240109/20240109092937.png)
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![*Image quote ② [20 million yen range] General floor plans and designs are possible3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/uzumaki1121/20240109/20240109093013.png)
画像引用:2,000万円台の注文住宅の間取りは?2階建て・平屋の間取り実例を紹介! (cleverlyhome.com)
2,000万円台で注文住宅を建てようと考えた場合は、家の坪数は『約30坪~40坪』が一般的です。
建築費も2,000万円台で建てられる住宅会社が多いので、4人家族にはちょうどよい部屋数と広さの家に仕上がります。
間取り的にも無理な配置にする必要がないので、全体的にバランスのよい空間がつくれます。
この間取りは住まいの中心に階段があるので、どの部屋にも行き来しやすく生活動線がスムーズなのもメリット。
30~35坪の家だと各所に収納もつくれるので、不満を感じることは少ないです。
4-③.【3000万円台】理想の間取り・デザインが可能
![*Image quote ③ [30 million yen range] Ideal floor plan and design possible1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/uzumaki1121/20240109/20240109093757.png)
![*Image quote ③ [30 million yen range] Ideal floor plan and design possible1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/uzumaki1121/20240109/20240109093757.png)
![*Image quote ③ [30 million yen range] Ideal floor plan and design possible1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/uzumaki1121/20240109/20240109093757.png)
![*Image quote ③ [30 million yen range] Ideal floor plan and design possible2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/uzumaki1121/20240109/20240109093813.png)
![*Image quote ③ [30 million yen range] Ideal floor plan and design possible2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/uzumaki1121/20240109/20240109093813.png)
![*Image quote ③ [30 million yen range] Ideal floor plan and design possible2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/uzumaki1121/20240109/20240109093813.png)
![*Image quote ③ [30 million yen range] Ideal floor plan and design possible3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/uzumaki1121/20240109/20240109093829.png)
![*Image quote ③ [30 million yen range] Ideal floor plan and design possible3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/uzumaki1121/20240109/20240109093829.png)
![*Image quote ③ [30 million yen range] Ideal floor plan and design possible3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/u/uzumaki1121/20240109/20240109093829.png)
画像引用:3,000万円台の注文住宅の間取り実例|住宅会社選びのポイントも (cleverlyhome.com)
3000万円台で家を建てる場合は、家の坪数は『約30坪~40坪』程度が目安になってきます。
一般的には3~4人向け、間取りは『3LDK~4LDK程度』になります。
2000万円台の時とあまり変わらない間取りが可能で、ここに標準仕様+αの設備をつけるのも可能になってきます。
注文住宅は設備や仕様で大きく予算が変わってきますが、3000万円台の予算であれば、一部オプションで良い設備を入れたり、こだわりのある間取りを実現するといったことも可能です。
また、外構にもある程度の予算を割くことができるので、より自分たちの理想の家に近づけることができるのが特徴です。
>>【2024年おすすめ】注文住宅のハウスメーカー総合ランキング!ローコストから坪単価別まで紹介
5.【実例】30坪、40坪の間取りを紹介
30坪、40坪というと、一般的な家族向けの住宅サイズですが、間取りによっては広く感じたり、狭く感じたりします。
そこで、どんな間取りがあるのか、具体的な事例を見ていきましょう。
それぞれの間取りについて、写真や図面を交えながら詳しく解説していきます。
5-①.30坪の間取りの実例









30坪の家は、注文住宅の平均より小さいですが、工夫次第で快適に暮らせます。
例えば、この間取り図は、30坪の3LDK・2階建てで、LDKにタタミコーナーやシューズクロークがあります。
2階にはウォークインクローゼット&物干しスペースがあり、家事が楽になります。
4LDKに変更することもできます。30坪でも、4~5人家族に合ったマイホームを建てられますよ。
5-②.40坪の間取りの実例












引用:https://www.cleverlyhome.com/kurashi/plan/9916
新築注文住宅の平均よりも広い40坪の家は、4人家族にぴったりの広さです。
収納やLDKの畳コーナーなど、暮らしやすさを考えた間取りアイデアがたくさんあります。
2階建ての4LDKの間取り実例を見てみると、シューズクロークやパントリーなど、収納スペースが豊富で、散らかりがちなものをすっきり片付けることができます。
LDKは広々とした空間で、畳コーナーがあるので、くつろぎやおもてなしにも便利です。
ランドリールームもあって、洗濯物の管理が楽になります。40坪の家は、デザイン性と機能性を兼ね備えた間取りが実現できる広さです。
6.人気ハウスメーカーの坪単価



予算別の家の間取りやデザインがわかったところで、自分たちがどのハウスメーカーで家を建てるかになってくると思います。
この時に、各ハウスメーカーによって坪単価や得意なことが変わってくるので、ハウスメーカー選びはかなり重要になってきます。
ここでは、各ハウスメーカーの坪単価を紹介していくので、自分たちの予算に合うハウスメーカー選びの参考にしてもらえたらうれしいです。
6-①.比較表
代表的なハウスメーカーの坪単価を下記の表にまとめてみました。
坪単価の他にも、ハウスメーカー各社の特徴をまとめてみました。
各社で力を入れているポイントが違ってくるので、坪単価だけでなく、各社の特徴をよく比較してみてください。
ハウスメーカー | 坪単価(万円) | 採用構法 | 特徴 |
---|---|---|---|
アイダ設計 | 36~65 | 木造 | 888万円の家などの明快な価格をつけた住宅を売りにしている。 また、狭小地での設計を得意としていて、通常の土地と変わらない費用で狭小住宅を設計できます。 |
アイフルホーム | 25~65 | 木造 | 住宅設備の一大グループ「リクシル」が工務店と住宅メーカーのメリットを合わせたフランチャイズシステムを開発。 統一価格&品質の家を建てることが実現できるハウスメーカーです。 |
アキュラホーム | 50~80 | 木造 | 標準仕様で住宅性能表示7項目において最高等級に対応。 デザインは全棟デザイナー監修していて、コストパフォーマンスに優れた家づくりを行っている。 |
タマホーム | 30~80 | 木造 | ローコストで家を建てることができるのに高品質な住宅を実現している。 良い材料を、大量に発注することにより、ローコストかつ高品質を実現しています。 |
一条工務店 | 50~90 | 木造 (2×4、6) | 自由設計(セゾン、ブリアールなど)と企画型住宅(アシュレ)があり、幅広い価格帯から商品を選択できる。 海外の関係工場で製造することで、大手ハウスメーカーの平均坪単価よりも安い価格を実現している。 |
積水ハウス | 60~150 | 木造・鉄骨 ・軽量コンクリート | 耐震性、耐久性、化学物質対策、省エネ対策の4項目において、最高等級の性能を持っている。 標準仕様のみでグレードが高い住まいを手に入れることができる。 |
セキスイハイム | 50~150 | 木造 (2×4、6) ・鉄骨 | セキスイハイムは積水化学グループの住宅ブランド。 高層ビルなどに用いられる建築技術を応用し、圧倒的な強さとプランの自由度の高さを実現している。 |
住友林業 | 85~110 | 木造 | 住友林業の大きな特徴として「自社で木を育てている」ことがあげられます。 他社ではオプションであることが多い人気の「無垢材(むくざい)」も、住友林業であれば「標準設備」に含まれている。 |
6-①-1.アイダ設計
坪単価 | 36万円~65万円 |
---|---|
構造 | 木造軸組み工法 |
建物タイプ | 平屋 2階建て 3階建て 二世帯住宅 |
保証期間 | 初期保証10年 |
会社設立 | 1981年1月6日 |
売上高 | 563億円 |
年間着工棟数 | 2,000棟 |
・ブラーボゼネクト
・ブラーボコンフォート
・ブラーボ・スタンダード2
アイダ設計の特徴としては、自社一貫体制によるコストパフォーマンスの高さを売りにしているハウスメーカーです。
創業から40年というのは、ハウスメーカーの中では中堅ぐらいですが、新しいハウスメーカーよりは安心度があるのもメリットだと思います。
ほかにも、土地探しからアフターメンテナンスまで一手に引き受けてくれるので窓口がひとつでわかりやすくて、すべてを一か所で済ませるようにしたいという思いがある方にはオススメです。
また、一般的には難しいとされている狭小地での設計を得意としています。
十分な広さの土地を確保できなかった方でも、その土地に合わせた住みやすい間取りを設計してくれるので、細かいサポートがメリットです。
また、狭小地だからといって高い設計料を取ることもないので、通常の設計と費用はあまり変わらないようです。
アイダ設計の坪単価は約35~65万円となっています。
安心・低価格・高品質で注文住宅をシリーズ展開しており、他の大手ハウスメーカーと比較しても、低い坪単価で高品質の注文住宅が可能です。
画像引用:【公式】アイダの家づくり|アイダ設計(ハウスメーカー)
住宅業界では価格が不透明でトラブルになることが多いですよね。
でも、アイダ設計は「正直価格」をモットーにしています。
お客様に分かりやすく、誤解のない、信頼できる価格を伝えているのが特徴的。
正直な説明と正直な見積りで、お客様の家づくりを全力でサポートしているハウスメーカーです。



画像引用:【公式】アイダの家づくり|アイダ設計(ハウスメーカー)
熟練の職人と厳格な現場管理、自社プレカット工場で品質担保という3つの取り組みをしています。
熟練の職人は、長年の経験と技術で高品質な施工を行います。
厳格な現場管理は、自社の建設担当者が常に現場をチェックし、問題があればすぐに対応します。
自社プレカット工場では、自社で仕入れた木材をミリ単位でカットし、精度の高い部材を作ります。
これらの取り組みにより、私たちは品質と性能にこだわった住まいを提供しています。



画像引用:【公式】アイダの家づくり|アイダ設計(ハウスメーカー)
アイダ設計は、以下の3つの方法でコスト削減に努めています。
・一括仕入れでコスト削減
・各専門部署による管理体制
・シンプルなプランニング
まず、一括仕入れでコスト削減とは何かというと、人気のシステムキッチンやユニットバスなど、快適な暮らしを送るための最新設備を一括で大量仕入れしているんです。
これにより、大幅にコストを削減し、お客様のニーズに合ったより良い設備を安く提供しています。
次に、各専門部署による管理体制とは何かというと、土地の仕入れから測量·設計·施工·アフターサービスまで、各セクションの専門部署がトータルして管理対応しているんです。
これにより、無駄な経費や手間を省き、品質やスピードを向上させています。
最後に、シンプルなプランニングとは何かというと、お客様のライフスタイルや予算に合わせて、必要なものだけを選べるシンプルなプランを用意しているんです。
これにより、無駄なオプションや余分なスペースを省き、コストパフォーマンスの高い住まいを実現しています。
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6-①-2.アイフルホーム
坪単価 | 25万円~65万円 |
---|---|
構造 | 剛床工法 |
建物タイプ | 平屋 2階建て 3階建て |
保証期間 | 初期保証10年 |
会社設立 | 1984年 |
売上高 | 267億円 |
年間着工棟数 | 3,287棟 |
・BeCA(ビーカ)
アイフルホームは、ハウスメーカーとしてフランチャイズ経営を行う先駆けとなっている会社です。
アイフルホームは、子ども基準ですべての世代にやさしいキッズセーフティの家が特徴的です。
また、アイフルホームの新築住宅は、最長30年の保証期間を設けています。
住宅メーカーの中には、10年間の瑕疵保証しか設けていないところが多いので安心感があります。
アイフルホームの注文住宅の坪単価は、40万円〜55万円ほどです。
坪単価30万円前後のローコスト住宅メーカーよりも若干高い価格帯となっています。



画像引用:アイフルホームの特長|注文住宅のFCハウスメーカー【アイフルホーム】
アイフルホームは、お客様の幸せなマイホームを実現するために、業界初のFCシステムを使っています。
FCシステムとは、ハウスメーカーと工務店の両方の良さを組み合わせることで、高品質で低価格な住まいを提供する仕組みです。
ハウスメーカーは、優れた商品力・開発力で、最新の技術やデザインを取り入れます。
工務店は、地域に密着した対応力で、お客様のニーズや要望に応えます。
アイフルホームは、この二つのパートナーと連携して、より良い家を最適な価格で提供することを目指しています。
動画引用:アイフルホームの特長(2022年版) – YouTube
キッズセーフティとは、子どもたちが安全に快適に暮らせるように、家の中の危険を減らしケガを防ぐことです。
家の中には子ども目線でしか気づくことができない、思いがけない危険や発見があります。
たとえば、コンセントやコード、階段や窓、家具やカーテンなどです。
これらは大人にとっては当たり前のものでも、子どもにとっては興味を引くものや遊び道具になります。
しかし、それらに触れたり引っ張ったりすると、感電や転倒、窒息などの事故につながる可能性があります。
そこで、アイフルホームでは小さな工夫で、家庭内事故の軽減に取り組み、ケガを防ぎます。
例えば、コンセントやコードはカバーで隠したり固定したりすることで、子どもの手が届かないようにします。
階段や窓は手すりやロックを設置したりすることで、転落や脱走を防ぎます。
家具やカーテンは耐震性や耐火性を高めたりすることで、倒れたり燃えたりするリスクを減らします。
これらの工夫は見た目にも美しく、機能的にも優れています。
アイフルホームはキッズデザインの家づくりで、家族みんなの生活が豊かになるよう取り組んでいます。
実際に、10年連続で「キッズデザイン賞」を受賞しています。
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6-①-3.アキュラホーム
坪単価 | 50万円~80万円 |
---|---|
構造 | 木造軸組工法 |
建物タイプ | 平屋 2階建て 3階建て テラスハウス マンション |
保証期間 | 初期保証10年 |
会社設立 | 1986年 |
売上高 | 5兆4,162億円 |
年間着工棟数 | 9,102棟 |
・超断熱の家
・超空間の家スマート
・匠空調
・大収納のある暮らし
・平屋の暮らし
・3階建ての暮らし



画像引用:アキュラホームの家づくり 国内屈指の「高耐震・高耐久性能」 業界トップクラスの安全性能|アキュラホーム|注文住宅、分譲戸建・土地、リフォーム、資産活用
アキュラホームは、実物大の家を使って様々な地震の衝撃を再現する実験を行っています。
その結果、どんなに強い地震が来ても、家が壊れないことが証明されました。



画像引用:アキュラホームの家づくり 国内屈指の「高耐震・高耐久性能」 業界トップクラスの安全性能|アキュラホーム|注文住宅、分譲戸建・土地、リフォーム、資産活用
では、どうしてアキュラホームは地震に強いのでしょうか?
それは、耐震性を保つ以下の3つのポイントがあるからです。
①接合部 木造軸組工法の弱点である結合部を強固にする 「メタルウッド工法」
②床 家のねじれを抑え、耐震性を高める「トリプルストロング床」
③壁 業界最強の壁! 独自開発 「8㌧壁」【特許出願中】
まず、接合部です。
木造軸組工法では、柱や梁をつなぐ部分が弱くなりやすいのですが、アキュラホームではメタルウッド工法という特殊な方法で接合部を補強しています。
これにより、接合部が割れたり外れたりすることを防ぎます。
次に、床です。
床は家のねじれを抑える役割があります。
アキュラホームではトリプルストロング床という3層構造の床を採用しています。
これにより、床がたわんだり割れたりすることを防ぎます。
最後に、壁です。
壁は家の骨格を支える役割があります。
アキュラホームでは8㌧壁という業界最強の壁を開発しました。
これは特許出願中の独自技術で、壁に8㌧の重さをかけても壊れないというものです。
これにより、壁が崩れたり倒れたりすることを防ぎます。



画像引用:アキュラホームの家づくり 末永く住み継がれる「永代家守り」 長期アフターサポート・保証・リフォーム|アキュラホーム|注文住宅、分譲戸建・土地、リフォーム、資産活用
長期優良住宅とは、国が定めた基準を満たす優良な住宅のことで、耐震性や断熱性などの高い性能を持ち、長く快適に住めるように設計されています。
アキュラホームでは、この基準を上回る性能を標準としており、世代を超えて住み継いでいける住まいを提供しています。



画像引用:アキュラホームの家づくり 末永く住み継がれる「永代家守り」 長期アフターサポート・保証・リフォーム|アキュラホーム|注文住宅、分譲戸建・土地、リフォーム、資産活用
また、お引渡し後も最長35年間の長期サポート体制を整えており、定期点検やメンテナンス、トラブル対応などを行っています。
さらに、建てた後の費用も抑えられるように、省エネやリフォームなどの工夫もしているのが特徴的です。
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6-①-4.タマホーム



引用:家を建てるならタマホーム株式会社 (tamahome.jp)
坪単価 | 30万円~80万円 |
---|---|
構造 | 木造軸組在来工法 |
建物タイプ | 平屋 2階建 二世帯住宅 |
保証期間 | 初期保証10年 |
会社設立 | 1998年6月3日 |
売上高 | 2,560億円 (2023年5月期) |
年間着工棟数 | 12,324棟 |
・大安心の家PREMIUM
・木麗な家
・木望の家
・GALLERIART
・グリーンエコの家
・和美彩
タマホームは「高品質・適正価格」にこだわり、ローコストな住宅販売を行っているハウスメーカーです。
全国に営業拠点・展示場を展開しています。
コストダウンのため、中間業者をはさまない施工の直接管理で業務を効率化。林業者と独自の流通システムを持つことで木材を安定的に調達し、森林資源の活用にも取り組んでいます。



引用:家を建てるならタマホーム株式会社 (tamahome.jp)
タマホームは、自社支店の工務チームが直接施工管理を行うことで、中間業者のコストや工期のムダを省いています。
これにより、お客さまの予算に応じて高品質な住宅を安心の価格で提供するができます。
タマホームは、家づくりのムリ・ムラ・ムダをなくすことにこだわっているのが特徴的です。



引用:家を建てるならタマホーム株式会社 (tamahome.jp)
キッチンやバスなどの住宅設備は、専門メーカーから直接買っています。
これで高品質な製品を安く手に入れられ、設備メーカーとは毎年どれくらいの数を買うかを話し合って、価格を決めています。
たくさん買うから、値段が安くなります。
自分たちで工場や在庫を持つ必要もないし、商品開発にお金もかからないので、コストを大きく減らせることが可能なんですよね。
タマホームの坪単価は30万円~80万円程度とされています。
日本で家を建てる平均的な坪数は約43坪と言われていますので、坪単価を50万円と仮定してタマホームで平均的な家を建てると、だいたい2,100万円以上の費用になります。
この費用にオプションや住宅ローン等が加わってきますので、約2,500万円の費用が必要になると考えておいた方が良いでしょう。
優れたコストパフォーマンスと知名度を上げるCM戦略により、タマホームは実績を伸ばし続けています。
比較的若いハウスメーカーですが売り上げは右肩上がり、受注棟数を年々伸ばしています。
坪単価の安いローコストハウスメーカーの中で比較したときの知名度はトップクラスです。
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6-①-5.一条工務店
坪単価 | 50万円~90万円 |
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構造 | 木造軸組工法 2×4工法 |
建物タイプ | 平屋 2階建て 3階建て 二世帯住宅 |
保証期間 | 初期保証30年 |
会社設立 | 1978年9月1日 |
売上高 | 5,315億円 |
年間着工棟数 | 15,430棟 |
・グラン・セゾン
・アイ・スマート
・アイ・キューブ
・セゾン
・セゾンA
・ブリアール
・百年
一条建設の注文住宅の価格は、坪単価は50万円~90万円程度とされています。
一条工務店の注文住宅の特徴は、以下の通り。
- ①高いコストパフォーマンスの良さ
- ②ハイドロテクトタイル(外壁)で太陽光と雨の力でキレイになる
- ③全館床暖房が標準仕様
- ④太陽光パネルの設置
- ⑤耐震等級3の取得
- ⑥30年の延長保証
などがあります。
また、ダントツの住宅性能を目指しているほか、世界水準の高性能住宅造りを実現していることも特徴です。
モデルハウスはすべてが標準仕様であり、オープンキッチンやシステム収納なども可能です。
一条工務店は、地震に強い家づくりにこだわっています。
大学や研究機関と協力して、実大実験をたくさん行って、住まいの性能を高めています。
耐震性だけでなく、断熱性や気密性なども実験して、自分たちの目で確かめています。
一条工務店は、「家は、性能。」という信念を持って安心・安全な住まいを実現しています。



画像引用:工場生産率80% 高品質な住まいづくり|性能を追求する住宅メーカー【一条工務店】
一条工務店は、高品質な住まいをお求めやすい価格で提供しているのが特徴的。
その秘密は、自社グループでの開発・生産と工場での施工です。
これにより、過剰な性能やコストのバラツキを防ぎ、理想的な暮らしを実現する「ハイスペック」な住まいを実現しています。
一条工務店は、品質とコストパフォーマンスの両立を目指しています。



画像引用:住宅へのこだわりを実現するモデルハウス仕様|性能を追求する住宅メーカー 【一条工務店】
皆さんは、モデルハウスを見学したときに、そのままの仕様で家を建てられると思いますか?
実は、一条工務店のモデルハウスは、ほとんどが「標準仕様」で建てられているんです。
つまり、見たままのイメージで家が建てられるということなんですよ。
これは、一条工務店が自社で開発した高品質な住宅設備を「標準仕様」として提供しているからできることなんです。
一条工務店は、お客様に理想の暮らしをお届けしたいという想いから、住まいの性能や設備にこだわっています。
お客様の「暮らしの質」に差をつけないために、「標準仕様」が「モデルハウス仕様」なんです。
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6-①-6.積水ハウス
坪単価 | 60万~150万円 |
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構造 | 軽量鉄骨構法 重量鉄骨構造 木造軸組構法 |
建物タイプ | 鉄骨1・2階建て 鉄骨3・4階建て シャーウッド(木造1〜3階建て) |
保証期間 | 初期保証30年 |
会社設立 | 1960年8月1日 |
売上高 | 7,082億円 |
年間着工棟数 | 13,252棟 |
・鉄骨3・4階建て
・シャーウッド(木造1〜3階建て)
・コカゲ ラウンジ
・レグヌムコート
積水ハウスの注文住宅の坪単価は60万円〜150万円程度で、平均坪単価は70万円です。
積水ハウスで日本の平均床面積37.7坪の家を建てると、本体価格は2,639万円、建築の目安は3,694万円です。
積水ハウスの坪単価は他の大手ハウスメーカーの平均75万円よりもやや高い価格帯となっています。
積水ハウスの注文住宅シリーズは、次の3つに分類されています。
- ・ダイナミックフレーム・システム構造(鉄骨造1・2階)
- ・シャーウッド(木造1階建て)
- ・プレハブ(プレキャストコンクリート製)
この3つの種類が積水ハウスの注文住宅の種類です。
家づくりには、「設計士、オーダーメイド、設計の自由度」の3つのPOINTが大切です。
設計士は、家づくりへの固定概念を覆し、想像を超えた理想の家を引き出してくれます。
オーダーメイドは、一邸ごとに部材を工場で作ることで、高品質な住まいづくりができます。
設計の自由度は、仕切りのない大空間を活用して、家族それぞれの理想を形にできます。
これらのPOINTを押さえている積水ハウスでは、やりたいことをかなえる家づくりができるでしょう。
積水ハウスは、オリジナル構法で設計の自由度と耐久性・耐震性を兼ね備えた住まいを提供します。
木造と鉄骨どちらも選べるので、敷地に合わせて最適な家を建てられます。
また、大地震や気候の変化にも強い家であり、定期的な点検で安心して暮らせます。
さらに、スマートユニバーサルデザインや防犯住宅など、五感に響く心地よさと快適防犯を追求した住空間デザインも採用しています。
スマホアプリで家の状態や機器の操作ができるのも便利です。



画像引用:永く住むためのサポート | 戸建住宅・注文住宅 | 積水ハウス
積水ハウスグループは、お客さまの住まいを一生涯サポートしてくれるのが特徴的。
専任スタッフが定期点検を実施し、長期保証制度(永年保証)で安心・快適に暮らせます。
カスタマーズセンターは24時間365日対応で、補修やリフォームのお手伝いや情報提供を行います。
アフターメンテナンスの情報は「いえろぐ」で一邸ごとに保管するサービスもあります。
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6-①-7.セキスイハイム
坪単価 | 50万~150万円 |
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構造 | ボックスラーメン構造 2×6(ツーバイシックス)工法 |
建物タイプ | 平屋 2階建て 3階建て 併用住宅 |
保証期間 | 初期保証30年 |
会社設立 | 1972年4月1日 |
売上高 | 361億円 |
年間着工棟数 | 10,200棟 |
セキスイハイムの坪単価は50万~150万円程度です。
平均坪単価は約87万円と、大手ハウスメーカーのなかでも高い位置付けになります。
セキスイハイムの特徴は、以下の通りです。
- ①工場で生産することにより、高品質で安価な住宅を提供できる
- ②88種類のユニットの組み合わせで、自由自在な間取りを実現
- ③鉄骨を溶接するボックスラーメン構造で、優れた耐震性がある
セキスイハイムは60年以上住み続ける住まいをコンセプトに商品展開を行っています。
工場で機械と人の力を最大限に活用して、設計通りの家づくりを実現しています。
工場だからこそ使える大型機械によって、ミリ単位の正確な施工が可能になります。
例えば、高電圧を使用して鉄骨を強固に溶接したり、ボックスラーメン構造体を組み立てたりします。
これにより、家の品質が高まり、耐久性や安全性が向上します。
また、セキスイハイムは各工程ごとに専任の技術者を配置しています。
同じ作業者が全工程をこなすのではなく、それぞれの工程に特化した熟練した技術力を発揮できるようにしています。
セキスイハイムは、お客さまの住まいと暮らしを60年間サポートしています。
お引渡しから2年目までの3回の定期点検と、5年目から各5年ごとの定期診断を無料で行っています。
また、住まいの経年変化や暮らしの変化に合わせて、快適に暮らせるようにアドバイスやサポートを提供しているのも特徴。
もちろん、緊急メンテナンスやリフォーム相談なども対応していて、オーナーさま専用のWebサイトでは、設備の使い方やお手入れ方法なども紹介しています。
入居後のサポートは、新築時のデータを引き継いだ専門部署が担当してくれます。



皆さんは、自分の家でどんなことに不安を感じますか?
例えば、床段差につまずいて転んだり、階段で滑って怪我をしたり、車いすで移動するのが大変だったりということはありませんか?
そんな不安を解消するためには、家族みんなが安全に過ごせる住まい設計が必要です。
セキスイハイムは、加齢配慮やユニバーサルデザインの考え方を取り入れて、家族の誰にでも、そして先々まで暮らしやすい住まいを提案してくれます。
具体的には、部屋間の床段差をなくしたり、和室と洋室の移動をスムーズにしたり、浴室や洗面間も段差なしにしたりという工夫をしています。
また、3階建てなどのご要望に応じてエレベーターも設置できます。
階段には転倒や滑り防止の工夫も施しています。
さらに、将来介護の備えとして、車いす対応トイレも用意されています。
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6-①-8.住友林業
坪単価 | 85万円〜110万円 |
---|---|
構造 | マルチバランス構法 ツーバイフォー構法 ビッグフレーム構法 |
建物タイプ | 平屋 1~4階建て |
保証期間 | 初期保証30年 |
会社設立 | 1948年2月20日 |
売上高 | 1兆6,697億円(22年12月期) |
年間着工棟数 | 8,300棟 |
理想の家を建てるなら、住友林業の自由設計がおすすめです。
ご家族の想いを大切に、専属のプロジェクトチームが一緒になって家づくりをサポートします。
また、3DCGで完成イメージを確認できるので、安心して設計できます。
そして、銘木を使った住まいは、木のぬくもりと美しさで、家族の絆を深める空間になります。
住友林業の木の家は、日本の気候や地震に合わせて高い性能を発揮します。
耐震性能は実験で東日本大震災を超える揺れにも耐えました。
断熱性能は高性能な材料で冬は暖かく、夏は涼しい室内を作っています。
耐久性能は湿気やシロアリにも対策して、美しさと品質を長く保つのも特徴的です。
耐火性能は火災が起きても燃え広がりにくく、火災保険料も安くなります。
住友林業の木の家は、安心と快適さを兼ね備えた住まいです。
住友林業のビッグフレーム(BF)構法って知ってますか?
これは、柱が普通の5倍も太い木造住宅の工法なんです。
金属と金属でしっかりつなげるから、地震にも強いんです。
実際に、東日本大震災の4倍の揺れにも耐えました。
ピン接合の工法と比べると、柱が傾きにくくて、壁も少なくて済むから広々とした空間や大きな窓を作ることができて、デザイン性の選択肢も広がります。
BF構法は、耐震性とデザイン性を兼ね備えたすごい工法なんです。
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>>【2023年】ハウスメーカー坪単価ランキング!坪単価別や注意すべきポイントも解説
7.注文住宅でコストダウンする方法



ここまで、坪単価や予算別の間取りなどを紹介してきました。
いろいろと知っていくうちに、自分の予算よりかなりお金がかかると思ったんじゃないでしょうか?
そこで、なるべく予算を抑えて自分たちの理想に近づけるための方法を紹介していこうと思います。
自分たちの理想に近づけつつ、予算内に収まるような方法をまとめました。
7-①.四角形に近い形状の家にする
家の形が正方形になればなるほど、コストを抑える事ができます。
建物は凹凸がある家よりも、シンプルな真四角な家のほうが資材や作業工程が少なく済むので、なるべくシンプルな外観を目指すといいですよ。
また、1階と2階の床面積はほぼ同じの総2階建てにしたときに必要とする壁や建材が最も少なく、基礎工事の工程も少なくなって結果的に安く家を建てることができます。
7-②.屋根は「片流れ」で費用を抑える
屋根は片流れ屋根か切妻屋根を選べば、コストを抑えることができます。
しかし、片流れを採用した場合には間取りなどで工夫が必要になる場合もあります。
片流れ屋根は、設置費用も安く、ローコストな屋根です。
切妻屋根の場合は、多くの住宅で採用されている一般的な屋根でメンテナンス費用が安いのが特徴的です。
7-③.水回りは1カ所に集中する
トイレを1階と2階それぞれに設ける住宅もありますが、水まわりが分散していると、配水管が複雑になり、工事費が高くついてしまいますよ。
なので、水まわりはワンフロアに集中させたほうがコストを抑えられます。
2階建ての家の場合に2階にトイレを造ることもありますが、トイレを1か所にすることでもかなり節約できます。
7-④.外構工事の費用を抑える
コンクリートを使った舗装は見た目がよくてスタイリッシュですが、かなり費用がかかります。
そのため、コンクリートの面積を狭くし、その空いたスペースに砂利を敷き詰めることによってコストダウンさせることができますよ。
ほかにも、高額な費用になってしまうカーポートも、後付けすることもできるので初期費用を下げることができます。
自分でカーポートを設置してくれる業者を探す方が、仲介手数料が増えない分安くカーポートを建てれます。
7-⑤.自分で手配できるものはする
エアコンや照明は施工会社に依頼するのが一般的ですが、自分で用意すればコストダウンになりますよ。
そのため、後付けできる住宅設備のうち急いで付けなくても生活に支障がないものを選び、後で自分で手配するとコストダウンができます。
>>注文住宅の費用を抑えるポイント10選!注意する点と筆者のコストダウン方法も紹介
8.筆者の坪単価とコストダウン方法を公開



一般的なコストダウンの方法を前の章で紹介しました。
ここでは、筆者が実際に行ったコストダウンの方法を紹介したいと思います。
僕自身もネットで調べながら、実際に行ったコストダウンの方法と僕の坪単価をまとめてみました。
8-①.筆者の坪単価
総工事費と諸費用を合わせた合計が約2318万円で、坪数は約35坪の家を建てました。
土地は実家の隣に敷地があったため、土地代はかかっていません。
この総工事費を坪数で割ると、坪単価は約66万円に最終的になりました。
総額 | |
---|---|
総工事費(税込み) | 19,353,294円 |
土地購入費 | 0円 |
ご紹介工事 | 0円 |
その他費用・諸費用 | 3,828,120円 |
合計(税込み) | 23,181,414円 |
総額÷坪数 | 坪単価 | |
---|---|---|
23,181,414円÷35坪 | 66.2万円 |
8-②.筆者のコストダウン方法
僕のコストダウンの方法は、なるべく坪単価を抑えて家を建てるのが一番大きかったと思います。
さらに坪単価以外でもコストダウンをしたところをここでは紹介していきます。
僕の行ったコストダウンの方法は全部で3つで、先ほどコストダウンの方法で紹介した中でかなりコスト面で効果があったものを紹介します。
8-②-1.四角形に近い形状の家にする
まずは、家の形を考えたときに複雑なデザインにするよりシンプルな正方形の家の方がコストを下げれるのでかなりオススメです。
僕の場合は、完璧な正方形という家がタマホームの規格になくて、なるべく正方形に近い総二階建てにしました。
この四角形に近い形状の家にすることで、コスト面だけでなく修繕の時にもコストを下げることにつながっていきます。
なぜかというと、凹凸が多いと家の角は強度が弱くなったりして、メンテナンスの費用が高くなってしまうこともあります。
8-②-2.外構工事の費用を抑える
次に家の工事費で抑えたところは、外構工事です。
外構工事って意外とお金がかかって、家の本体の工事にプラスして400万円近くもかかるとタマホームの営業の方に言われました。
僕の場合は、実家の庭に建てるので砂利がもともと敷いてあるので、コンクリートなどの外構をするのをやめました。
その代わりに、ホームセンターなどで砂利を買ってきて玄関や家の周りを自分で外構することにしました。
自分でやるのはかなり大変ですが、浮いたお金で家具などを買える思うと頑張れますよね。
8-②-3.自分で手配できるものはする
最後の3つ目は、自分で手配できるものは可能な限り自分でやること。
僕の場合は、照明器具・エアコン・カーテンの工事を自分で専門店や家電量販店で見積もりを取って行いました。
かなりしんどいんですが、どれもタマホームでやってもらうと倍以上の金額がかかってしまうんです。
さすがに倍以上の金額がかかると、手間は省けるけど家具も買える値段なので自分でやろうと決めました。
将来的にはエアコンの故障などで自分でやるときが来るので、今からどこが安くやってもらえるかなどの勉強にもなるので、自分でできるとことはやった方がいいかなと思います。
>>注文住宅の費用を抑えるポイント10選!注意する点と筆者のコストダウン方法も紹介
9.ハウスメーカー選びに迷っている方へ
家を建てる際に最も重要なのがハウスメーカー選びです。
しかし、多くのメーカーがあり、比較するのも一苦労…
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