「間取りを知ることで、予算内で理想の家を建てることができる」
まずは、結論してこの事をお伝えしておきます。
とはいえ、
- 注文住宅の間取りってどう決めればいいのか?
- 注文住宅の間取りによって価格は変わるの?
- 注文住宅のコスパのいい間取りを知りたい
という疑問をお持ちではありませんか?
そこでこの記事ではそんなランキングのどこに注目して見れば良いか分からないというお悩みを、実際に注文住宅を建てた筆者の観点から解決します。
具体的には
- 注文住宅の間取りの決め方がわかる
- 注文住宅の間取り別の価格がわかる
- 注文住宅のコスパのいい間取りがわかる
の順番にご紹介していきます。
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1.注文住宅の間取りを決める方法

間取りを決める際にどんな基準で決めたらいいか悩みますよね?
自分たちの生活やこれからの生活がどうなるかなんて、なかなか想像もつかないですよね。
そこで、なるべくライフスタイルの変化にも対応できるように、最初に間取りをある程度幅広く対応できるようにしておくのが大事です。
ここでは、間取りを決める際のポイントについて解説していきます。
1-①.家族構成に合った部屋の数にする
まずは家族構成から必要な間取りを考えてみると自分にとってどのくらいの間取りが良いかがわかってきますよ。
下の表に、家族構成別に必要な間取りの目安を一覧にしてみました。
一般的な家族構成をもとに紹介しましたが、より自分たちの生活の状況をしっかりと把握するのが大事です。
例えば、夜勤や早朝出勤がある方がいる家庭は、各自が個室を持った方がお互いにストレスなく過ごせるかもしれません。
一般的な間取りにとらわれず、今の自分たちの生活と今後の生活の変化を予測して決めていくと後悔がなくなりますよ。
1-②.普段の生活動線・家事動線を意識する
ここが、最も重要な部分で『生活動線』『家事動線』をしっかりと意識するのが大切です。
生活動線とは、日常生活で人が通る家の中のルートを表した線です。
生活動線は、帰宅して手を洗う、ご飯を食べる、テレビを見る、寝る、トイレに行く、お風呂に入るなど、それぞれの生活でどこを通っていくかイメージして間取りに反映していくのがオススメです。
そして、家事動線は家事を行う人が家の中の通るルートを線にしたものです。
家事動線のスムーズな間取りにするためには、回遊性のある家事動線にするのがいいですよ。
回遊性とは家の中で行ったり来たりすることなく、ぐるぐると回れる動線のことです。
家事はマルチタスクなので、料理をしながら洗濯機を回したり、リビングの子どもを見たり、この3か所をグルグルと行き来できるようにすると負担も少なくなります。
1-③.ライフステージの変化に対応できる間取りにする
子どもの誕生や巣立ち、親との同居などのライフスタイルの変化によって、家づくりの間取りが変わることもあります。
ライフステージの変化に対応できる間取りであれば、暮らしやすさを長期にわたって維持できます。
変化があった場合も長く暮らせる家の特徴には、『バリアフリーな間取り』『可変性のある間取り』の2つが取り入れられています。
バリアフリーな間取りは、個室のいくつかを1階にすることで、老後の足腰にトラブルを抱えても生活しやすさを維持しやすくなります。
可変性のある間取りでは、しまえる引き戸などを使って間仕切りができるようにすれば、子供部屋が将来必要ない時に間仕切りで両親の趣味の部屋として使うことも可能です。
2.注文住宅の間取りの5つの失敗例



ここでは、間取りの失敗例を5つ紹介していきます。
失敗例から学ぶことで、自分たちの間取りの後悔をなくせるヒントにつながるのでしっかりと失敗例も見ておくのがいいですよ。
僕自身も、両親や知人に家づくりで失敗したことを聞いたりすることで、自分たちの家の間取りに取り入れることができました。
よく、家は3回建てないと満足するものができないといわれますが、身近な人の失敗例を参考にすれば満足できる家を建てることができますよ。
2-①.水回りと生活動線
水回りは生活動線や他の部屋との位置関係を考慮して、慎重に決めないと後悔してしまうことがあります。
よくある失敗例として、『トイレの真下に寝室を配置する』『寝室の隣にトイレや浴室を配置する』があげられます。
トイレの真下に寝室を配置してしまうと、流水音が気になって睡眠の妨げになってしまうことがあります。
そして、寝室の隣にトイレや浴室を配置してしまうのも、流水音が気になってしまいます。
水回りを家のあちこちに配置させると、家事動線が悪くなり、家事がスムーズにできないですし、リビングまで排水音が聞こえたりするなど、多くのデメリットが出てきます。
水回りは寝室と離して、一カ所に集めるのがおすすめですよ。
今のハウスメーカーは、比較的に一か所に水回りをまとめていることが多い印象があります。
2-②.振動・騒音が気になる
普段生活する中で、振動・騒音が気になるのはかなりキツいです。
寝室が交通量の多い道路に面している場合は、振動や騒音が気になって睡眠の妨げになったり、勉強に集中できないなど困ることがあります。
ほかにも、家の外からの騒音だけでなく、家の中で起こる振動や音にも配慮が必要です。
寝室がリビングに近くて、生活時間の違う家族の生活音やTVの音、話し声などが気になってしまうこともあります。
間取りを決める際に、左右はもちろん、上下の位置もしっかりと考えることで、振動や音による不快感を軽減できるのでじっくり考えて配置しましょう。
2-③.コンセントが使いづらい
コンセントの配線計画を適当にしてしまうと、家電製品を使いにくくなり、家中がたこ足配線や延長コードだらけになってしまいます。
僕自身も家を建てる際に、標準仕様でついているコンセントの数がかなり少なかったのでオプションでコンセントを追加しました。
オプションは基本的につけないようにしようと最初から決めていましたが、オプションで付ける方が後々つけるより安かったのでオプションで付けてもらうことにしました。
間取りを考える際には、各部屋で使う家電と照明のスイッチを図面見ながら記入していき、コンセントの数が足りるか動線とマッチしているかをチェックしてみましょう。
2-④.においが部屋全体に広がる
間取りによっては、においが全体に広がりやすくなることもあります。
オープンスタイルのキッチンを選んだ場合は、料理のにおいがリビングや他の部屋に伝わりやすいため注意が必要です。
オープンスタイルのキッチンにこだわりがある方は、においなどは妥協する必要があるかもしれませんが、ある程度は喚起などで風の流れは変えることができます。
僕自身もオープンキッチンがよかったので、かなりにおいについては悩みましたが、24時間換気のシステムがあるので匂いは妥協しました。
2-⑤.収納が少ない・位置が悪い
収納の容量や位置は慎重に決めて配置していくのが大切です。
容量が少ないと収納家具を設置する必要が出てきて、居住スペースが狭くなってしまいます。
また、階段下に収納スペースを作ったものの、窓や照明がないため、常に懐中電灯が必要になるといった例があります。
収納スペースって意外とおろそかにしてしまいますが、置くものや場所、また将来を含めたそのほかの活用方法についても考慮しておくと困らないですよ。
>>注文住宅の間取りで後悔したこと11選!後悔しないためのポイントも紹介
3.注文住宅の間取り別の価格



注文住宅の間取りのイメージをある程度できてきた方もいるんじゃないでしょうか。
ここで、自分の予算と間取りがマッチするかを見ていきましょう。
予算次第では、間取りの調整をしないといけなかったり部屋数などを変更しないといけなくなります。
間取り別の価格をある程度知っておくことで、自分の予算との開きを確認できますし、間取りづくりの一定の基準が出来上がります。
3-①.1LDK~2LDKは『1000万円以内の家』
一番安いローコストな家を建てたいと考える方にオススメなのは「1,000万円以下」のローコスト住宅です。
しかし、1000万円以下のローコスト住宅の商品数が少なくて、多くは平屋のローコスト住宅になります。






引用:19坪平屋プラン|1000万円以下の平屋 | はなまるハウス (870house.jp)
1,000万以内に予算をおさめるためには、家のグレードや材料や設備オプションをかなり削らないといけません。
一般的な家と比べると狭いので、家族の人数が少ない方にはオススメです。
3-②.2LDK~4LDKは『1000万円台の家』
1000万円台の家はローコストハウスメーカー・中堅ハウスメーカーが主力商品として販売しています。
比較的に広い平屋から2階建ての住宅まで建てることができます。






引用:35坪プラン|家事動線の良い一戸建てプラン | はなまるハウス (870house.jp)
ただし、外観やデザイン、間取りはシンプルになる可能性が高いです。
間取りやデザインはシンプルですが、耐震性や断熱などは申し分ないので、こだわりがない方にはオススメです。
>>ローコストのおすすめ注文住宅ランキング!メリット・デメリットや選び方を解説
3-③.2LDK~5LDKは『2000万円台の家』
4人家族以上の住宅を建てる際に、中堅ハウスメーカーだと、こだわりたい部分をグレードやオプション追加することができます。
この価格帯なら、大手のハウスメーカーの標準仕様の住宅も建てることが可能になります。






引用:家づくりをインターネットで楽しむ|住宅ネット|タマホーム株式会社 (jutakunet.com)
高いデザイン性や材木の素材などは妥協しないといけませんが、それ以外のオプションを追加したい方にはオススメです。
3-④.3LDK~6LDKは『3000万円台の家』
3,000万円台の家は、大手ハウスメーカーの標準仕様だけでなく、仕様変更できたり、設備のオプションを加えたりすることが可能な価格帯です。






引用:家づくりをインターネットで楽しむ|住宅ネット|タマホーム株式会社 (jutakunet.com)
こだわりたい部分を比較的に実現しやすいですし、間取りやデザイン性も理想の家に近づけることができます。
ほかにも、大手ハウスメーカーはアフターサービスの条件もいいので、将来的なメンテナンス費用が節約できるというメリットもあります。
>>【徹底解説】おすすめローコスト住宅の総合ランキング!費用を抑えるポイントも紹介
4.筆者の注文住宅の間取りを公開



間取り別の価格と特徴を見て貰ったところで、筆者自信の間取りも公開しようと思います。
僕自身が間取りを決めるときに悩んだところやポイント、契約してから失敗した間取りのポイントを紹介していきます。
4-①.筆者の間取り



僕の間取りは4LDKになっています。
最初は3LDKなするつもりだったんですが、僕の両親にも相談したときに老後のことも考えた方が良いよと言われたので1階に和室がある間取りにしました。
老後のことは全く分からない状態ですが、もし必要になったときに家の増築の方が値段が高いので今作っておいた方が良いと思ったんですよね。
みなさんも、間取りを決めるときに老後のことまで考えて決めることで、後悔しない間取りをつくることができますよ。
4-②.筆者が間取りを決める際のポイント
間取りを決めるときにいくつか自分の中で条件がありました。
ネットで調べていくうちに、必要なことや要らないことを選別していくことで、自分の理想の家を建てることができますよ。
ここでは、僕自身の体験談を元に間取りを決めるポイントを何個か紹介していきます。
4-②-1.正方形の間取りにする
間取りを正方形にする理由は、家のデザインをなるべく正方形にしたかったからです。
家を正方形に近いデザインにすることで、建築コストを下げる狙いがありました。
僕自身はタマホームで建てたのですが、なかなか正方形の家というのがなくてかなり間取りに時間を使いました。
4-②-2.老後も暮らせる家にする
間取りを決める際に、親から老後のことも考えた間取りにするように言われたのがきっかけでした。
僕自身、全く老後のことを考えずに今必要な部屋数だけを見て3LDKにしようとしていたんですよね。
親から言われて、最終的に4LDKにしましたが後悔はしていません。
金額的には200~300万円ほどあがってしまったけど、増築するよりかなりコストを抑えることができました。
みなさんも、色々な人の意見を取り入れて考えるのって大事ですよ。
4-②-3.最低でも1部屋6畳以上にする
自分たちがいろいろなハウスメーカーを見て回った時に、実際に住宅の中を見たときに6畳以上じゃないと狭いなという印象をもったのがきっかけでした。
もし、その部屋を子供部屋にするなら机やテレビ、ベッドなどを置くと6畳以下だとかなり狭くて生活しづらいので1部屋6畳以上というのに決めました。
部屋の大きさを決めるのってかなり難しいですよね?
でも、実際に住宅展示場などで何回も将来こういう使い方にしようとイメージすると、このぐらいの広さは欲しいなという思いがでてきます。
4-③.筆者の間取り失敗ポイント
自分の中では、かなり間取りを考えたつもりでも後からこうすればよかったという思いは出てくるんですよね。
実際に家が建って中に入ってみることで、自分の中の失敗ポイントがいくつか見えてきました。
ここでは、実際に家が建った後に感じた筆者の間取り失敗ポイントを紹介していきます。
4-③-1.LDK16畳は少し狭い
LDKの部屋を16畳にしないと正方形に近い家にすることができなかったので、少し妥協して16畳にしたんですよね。
でも、実際に家が建つと思った以上に狭くてダイニングテーブルやテレビを置くとかなり圧迫感があります。
土地の関係上仕方なかったのですが、もう少し余裕のあるLDKだと暮らしやすいかなという思いはあります。
もし失敗しても、収納の仕方などを考えたり、テレビは壁掛けなどにすることで空間を広くとることは可能なのです。
4-③-2.家事動線が悪い
僕の家の間取りを見ていただけると、水回りが奥に一か所に集まってますよね?
これも、家を正方形に近づけるためや水回りは一か所にまとめるのが主流だとハウスメーカーから言われたんですよね。
実際に使うのを想像すると、洗濯物を干すときも行ったり来たりしないといけないのでかなり不便に感じます。
一応和室の部屋に選択を干すための竿を天井から吊り下げるようにしましたが、それでも少し家事動線が悪いかなという印象です。
今だったら、洗濯室に洗濯物をかけれるようにするか、すぐ隣の部屋に干せるような間取りにすると思います。
5.ハウスメーカー選びに迷っている方へ
家を建てる際に最も重要なのがハウスメーカー選びです。
しかし、多くのメーカーがあり、比較するのも一苦労…
そんな方におすすめなのが、「タウンライフ家づくり」と「LIFULL HOME’S 住まいの窓口」への一括資料請求です。
タウンライフ家づくりでは、希望の間取りプランや見積もりを複数のハウスメーカーから無料で提案してもらえます。
一方、LIFULL HOME’S 住まいの窓口では、専門アドバイザーに相談しながら、条件に合ったメーカーを紹介してもらえるのが魅力です。
この2つを活用すれば、効率よく情報を集め、理想の住宅メーカーを見つけやすくなるでしょう。
まずは気軽に資料請求から始めてみましょう。
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